Code for History

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お菊井戸

やっている某ケータイゲームで姫路のお菊神社が出てきたので、思い出した話。
正直、信憑性には乏しいので、眉唾で読んでもらえれば。

いまや世界遺産の姫路城、その城内に播州皿屋敷のお菊が放り込まれたというお菊井戸があります。
が、これは明らかに真っ赤な偽物。
家臣の女中が殺されて放り込まれたという井戸が、こんな本丸ほど近い場所にあるわけがない。
近代になって、姫路城が観光地として成立し始めてから、ご当地伝説と結びつけて作られた後付けネタ。

では、本当のお菊井戸はどこにあったか。
いやもちろん、皿屋敷自体がどこまでいっても伝説の域を出ない中で、本当の場所もクソもないわけですけれども、でも伝説なりに、あそここそ本当の場所と信じられてきた場所はあったわけで、うちの親父が子供の頃まではそれがまことしやかに伝えられていたみたい。
で、私も親父からその話を聞いたんですが。

だいたいこの辺らしい*1
本当はもう少し詳細に特定できるんだけど、信憑性低い話だし、なんか地価が下がったみたいな話になってもアレなので、あいまいにしておく。
もちろん本当かどうかは判らない話だけど、実際その一角は、住宅地の中なのに少なくとも私が大学に行って姫路を出る位、平成の始めくらいまでは、草ぼうぼうの空き地だった。
今はなんか建ってるみたいだけど。
祖父が共産党にハマって家潰すまでは、うちの家はちょうどこの辺一帯の地主で親父もこの辺は家の庭みたいなもんだったらしいので、本当にそんな伝説や噂があったなら又聞きとかではなく当事者として聞いてると思うので、その程度の信憑性はあるのかなと。

ついでに言うと、これも今は判らんけど、指し示した場所のすぐそばの公園は小学生の頃よく野球した公園だけど、公園の隣はやくざの事務所で、よく子供が野球のボール入れてやくざの家に取りにいったらどうたらこうたらみたいな話があった。
私が野球した時は、やくざの家に入れた事はなかったけど。
これもまた、姫路らしい(笑)ネタ。

*1:なんか埋め込みGoogle Maps貼付けられないのねはてなダイアリーって

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