Code for History

"Code for History"はIT技術を歴史学上の問題の解決に使うコミュニティです。強調したいのは、我々にとってIT技術は「手段」であって「目的」ではありません。「目的」は歴史学上の問題を解決する事であって、必要であればITでない手段も活用します。常に最優先なのは、問題を解決することです。

GIS

緊急提言:行政だからこそ、プロプライエタリなStrolyではなくオープンなMaplatを使うべき

[注:本記事はほぼ同内容のQiita記事のシャドーです] 東京都が開催したスタートアップイベント、UPGRADE with TOKYOの情報が入ってきましたので、急遽その結果に対する提言を述べる記事を書くことにしました。 東京都副知事の宮坂さんのツイートによると、Ma…

Maplat - Historical map viewer technology that guarantees nonlinear bijective conversion without distortion

This is html-based mirror of ICC2019 paper. Original paper is here: Maplat - Historical viewer technology that guarantees nonlinear bijective conversion without distortion from 恒平 大塚 www.slideshare.net and presentation slide is here: M…

ICC 2019 TokyoでMaplatの発表をしました

ただいま開催中の国際地図学会2019東京(ICC 2019 Tokyo)で、昨日(7月17日)Maplatの発表をしました。 www.icc2019.org Open Sourceカテゴリーの枠で発表したのですが、今日18日に古地図関係の枠がたくさんありました。 こちらで発表すればよかった...。 しか…

[特許共同出願者募集その1]Maplat、Strolyなどで用いられるGCP登録の機械学習自動化手法案

MaplatやStrolyで古地図を扱うには、GCP(Ground Control Point)と呼ばれる、古地図上の座標と正確な地理座標を対応づける対応点データを多数整備する必要があります。 この対応点数点の周りでベクトル計算をすることにより、座標変換計算をするのが古地図座…

Maplatが「線を線に変換する」新機能に対応しました。実証サンプルとして宇野バスのバス運行路線図Webアプリ作成。

私の開発している古地図絵地図アプリMaplatですが、Maplatリリース0.5.2以降、MaplatEditorリリース0.3.2以降で、「線を線に変換する」機能に対応しました。 どういうことかというと、これまでのMaplatは古地図と正確な地図の対応を、例えば交差点と交差点と…

バズったので宣伝:古地図、絵地図で街歩きできるサイトを作れるオープンソース、Maplatをよろしくお願いいたします。

バズったので宣伝文化に則って、私の取り組んでいる古地図、絵地図で街歩きできるサイトを作れるオープンソース、Maplatを宣伝させてください。 え、バズって宣伝はTwitter文化でブログではそんなのない?知らんわそんなんこっちは認知あげるのに必死やねん…

Maplatで同時に複数の古地図画像等を表示することに関する考察

先日、大阪市大で行われたMaplatのワークショップが開かれました。 そのワークショップ上で、面白い質問をいただきました。 よく航空写真などを大量に広域撮影することがありますが、そういった航空写真群をGISで扱う際、通常はオルソ補正加工などをして複数…

Maplatが特許申請しているのはStrolyからのスラップ訴訟対策のためだけです

Maplatは特許を出願していますが、そのことについて、年末のQiitaの記事で質問をいただきました。 特許出願中とのことですが、取得後Maplatの利用にどのような制約が生じますか? 別途許可を得ないと利用できなくなるかなと思ったのですが。 Maplatの特許申…

正確な地図を、正確なままタブレットなどで扱える時代になりました

いとちり先生が、ハザードマップなどの正確な地図を、教育現場でも有用なタブレットなどでも見られるデータ形式にするためのTipsを公開されています。 4回連載です。 【連載】地理教師のためのハザードマップ料理法(1)PDFを画像ファイルに: いとちり 【連…

Strolyの数千件の地図収集アドバンテージをそこまで脅威に思わない理由

古絵地図プラットフォーム技術の普及で重要になるのは大きく2つの視点があげられます。 技術の優劣 収集した古絵地図コンテンツの量 このうち、1. に関しては、先の記事等で広範なStrolyとMaplatの比較をしつつ、個々の優劣はありつつも全般的にはMaplatの方…

Maplat奈良版公開!

私の開発しているMaplatという古地図を扱うアプリですが、奈良の古地図2件と、歌うパステル画家5Seasonsさんの京終界隈マップ、うとうとさんのならまちおもしろ地図3部作を加えて、Maplat奈良版として公開しました! GPSで現在地を表示しながら、古地図や楽…

ちずぶらり対抗技術の名称、高橋徹さんが命名したMapBlarijに決定

以前の記事で書いた、ThinPlateSplineJSで一部実現し、さらに発展させようとしている技術の名称、何がいいかなと思ってたんだけど、ふとひらめいた。 MapBlarijがええやん! これはいい!これにしよう。MapBlarijって何やねん、というと、あまりに酷いので(…

総務省ICT地域マネージャー、高橋徹による『瀬戸内国際芸術祭2013』アプリがちずぶらり技術製であるという発表は虚偽であること

嘘吐けwwwコラっww 開いた口が塞がりませんでした。経産省・総務省主催で昨年11月に、大阪のグランフロントで行われたイベント「オープンデータ・アイデアソン in 大阪」で、講師として招かれていたATR Creative社所属で総務省ICT地域マネージャーでもある高…

ちずぶらりの座標変換性能が思った以上に酷かった & ThinPlateSplineJSに代わる愛称募集

オープンソースでちずぶらりの代替に使えるThinPlateSplineJSも作ったので、ちずぶらりとの性能比較もやらなきゃなあと思ったまま放置してきたのですが、ようやくやってみました。 比較とか言う前にそれぞれのライブラリでも単独で機能確認しておくべきだっ…

古地図をデジタルで扱う際のトレードオフ3要素&オープンソース版ちずぶらり作りました

がっつり古地図/絵地図を取り扱っていた前職から、細々と余暇でやってる現在まで、3年間古地図/絵地図を扱う技術に取り組んできましたが、独自技術から汎用技術までいろいろ扱ううち、古地図/絵地図をデジタル地図として扱う際には、同時には2つまでしか満た…

Making the library which can parse MBTiles by Browser JavaScript

In order for a map to spread as an expressive medium to the general public, I think that the single file format accompanied by MIME-Type is required -- it is like mp3 in a sound, jpeg in a picture, mpeg in an animation. I have considered S…

来るべき?MapStoreの時代、最適な地図のリコメンデーションを提供する技術案

AppleがiOS地図でやらかして以来、地図の多様性に世間の目が向き、多様な地図の中から自分に合った物を選択する、さらにはTPOや状況に応じて地図を使い分けると言う発想も、以前よりは市民権を得てきているように感じています。 また、そこから一歩進んで、…

© Code for History