Code for History

"Code for History"はIT技術を歴史学上の問題の解決に使うコミュニティです。強調したいのは、我々にとってIT技術は「手段」であって「目的」ではありません。「目的」は歴史学上の問題を解決する事であって、必要であればITでない手段も活用します。常に最優先なのは、問題を解決することです。

Stroly社との関係改善取り下げ連絡全文

この週末にStroly社に内容証明で出した、関係改善の取り組みの取り下げを通知する連絡の全文をここに引用公開します。
なぜ公開したかについては、末尾に記載しております。
なお、本文読んでいただければわかる通り、当方からの能動的取り組みは取り下げますが、先方からの取り組みに対する門戸は開いております。


拝啓
御社と当方との関係改善のやり取りにおきまして、当方からの回答が大変遅くなりましたことを、まずはお詫び申し上げます。

当該の関係改善に関する取り組みですが、理由については後述いたしますが本連絡の結論といたしまして、当方からの申し出は取り下げさせていただきます。もし御社の方で、当方との関係改善が必要だと考えられ、後述するような理由について態度を改善していただき、取り組みを継続されたいならば、その門戸は閉ざすつもりはございませんが、当方から申し出る形での関係改善の取り組みは取り下げさせていただきます。

理由については大きく2つございます。

まず1点目に付きましては、御社側で当方からの申し出に対し、真摯な姿勢が見られないためです。当方としては、関係改善のために双方ただちに謝罪し合うのであれば、それでも構いませんし、その謝罪の前に担保とやらが必要とおっしゃられるのであれば、それを双方示し合うのでも全く構いません。ですが、当方といたしましては、謝罪し合うのであれ、担保を示し合うのであれ、先に行動を起こすのは、たとえそれがほんの1秒の差であったとしても、御社側が先に行動を起こす必要があると考えており、その点に関しては1ミリも譲る気はございません。当方のこの立場に関しては、直近の内容証明のやり取りよりはるか以前の、https://blog.chizuburari.jp/entry/2016/11/23/124531こちらの記事で取り上げた内容であるところの、御社高橋徹氏に関係の清算を呼びかけた際(その際には、徹氏には一瞬で逃げられましたが)より、一歩も揺らいでおりません。当該の関係改善が為されるとして謝罪し合う対象の事象の中で、御社より当方に為された不利益は、当方より御社に為されたかもしれない不利益よりはるかに時系列上先に行われております。しかもその中には、当方への脅迫など、もう時効であろうとはいえ、刑事にもなりかねないものも含まれております。そうである以上、謝罪し合うにせよ担保を示し合うにせよ、まず先に動くべきは御社であろうというのが当方の立場です。
にもかかわらず、御社の姿勢は、まず担保とやらを当方が先に出す事に固執しており、御社の側に問題行為があったかどうかの認定はその当方からの担保を確認後認定する、つまり現時点では御社の側に非があったことすらいまだ認めておられません。そのような態度をされる限り、当方としては関係改善を進めるわけには参りませんので、御社側が関係改善を継続したいと考えられ態度を改められない限りは、当方からは申し出を取り下げさせていただきます。

2点目の理由ですが、御社よりCTOの中川氏が退任されたことが挙げられます。私の主観的な感覚では、御社より当方に為された不利益は、ほぼ100%が高橋徹氏、真知氏によって私に為された不利益ですが、逆に当方から御社に対して為された(謝罪すべき)不利益は、ほぼ100%が中川氏に対して私が為した誹謗中傷であったろうと考えております。私は中川氏に対しては、彼の配偶者が亡くなられたのは天罰だ、等という酷いものを含め、相当の誹謗中傷をした自覚があります。御社に対して関係改善を申し出たのも、9割以上中川氏との関係改善を望んでのものでした。
が、その中川氏は御社を退任され、中川氏の退任理由も高橋徹氏との不調和であった結果、同じく高橋徹氏との不調和で御社を退社となった私との関係改善が成立し、既に個人として中川氏に謝罪し許していただくことが叶いました。その結果御社に対しては、私の主観的立場からは、そちらから謝ってもらうべきことは多々あるものの、こちらから謝るべき(と当方が認識している)事象はほぼなくなったこととなります。御社との関係改善で期待していた中川氏との関係改善は既に獲得できておりますので、謝罪すべき事象の量が不釣り合いになったことも含め、御社との関係改善に固執する必要が全くなくなりました。

以上の2点の理由より、何度も申します通り依然門戸は開いておりますが、当方が能動的に御社との関係改善を申し出る事については、それを取り下げさせていただきます。それを受けまして、御社の方では、当方の行為が目に余ると思われるのであれば警察に相談されるもよし、訴訟されるもよし、自由にしていただいて結構かと存じますが、ただ、当方の主観的立場として、このような行為は御社への誹謗中傷には当たらないという事例を、2点ほど当方の主張としてこの場を借りて示させていただきます。

まずは、御社より当方に対して為された不利益行為に関して、当方が言及する行為についてです。「高橋徹氏によって、当方は脅迫された」ですとか、「当方が善意で申し出た条件付きの退職申し出について、騙して条件を全て反故にした上で追い出した」といった内容は、当方にとっては完全に主観的事実です。単に事実というだけでなく、それこそが御社と当方の確執の決定的原因である以上、当方に対してそれに言及するなと言われる筋合いはないと考えております。もちろん、当方も理性ある思考はできますから、私の知り得なかった様々なファクターも合わせて考えると、それらが主観的事実であっても客観的事実でない可能性は理解できます。なので、客観的事実だと言うつもりは毛頭ありません。ですが、当方が認識を主観的事実から客観的事実に改めるためにも、御社との関係改善で認識をすり合わせる機会が必要だったわけですが、その機会から延々と逃げたり、担保だなんだと不誠実に対応されたりする御社に、私が主観的事実を語ることを責める資格があるとは当方は考えません。これも何度も繰り返しますが、当方は御社と関係改善する門戸は閉ざしませんので、もし関係改善し当方の認識を客観的事実で更新したいと思われるのであればそのための話し合いには応じますが、それなしに主観的事実を当方が言及することを妨げられる筋合いはないと当方は考えております。

次に、https://drive.google.com/file/d/1rEjkN2d5AvVhB0nY8OUvwZaCxQIHe9TD/viewなどの場において、御社のソリューションと当方のソリューションの比較を行ったり、あるいは御社が御社製品のバグを修正できないことについて、当方が言及したりする行為についてです。当方も御社を追い出されたために独自のソリューションを開発しなければならなくなった以上、そのソリューションを世の中に普及させるために、御社ソリューションより優れている部分は優れているとして、宣伝していく必要があります。当方が資金調達できる可能性を考えてVC様に情報を提供する事を含め、それらを宣伝することは当方にとって経済活動の自由として当然の権利であり、あからさまな虚偽を含むものでない限りは、御社への誹謗中傷や営業妨害に類する類のものではないと当方では考えております。当方の資料を見ていただければわかりますが、虚偽を含むどころか、現状で御社の方が優れている機能については無視することなく、正しく御社の方が優れているとして資料では触れておりますし、誹謗中傷の類と言われるようなものではありません。

以上2点について、当方では仮に当方が公の場で言及することがあっても、それは誹謗中傷や営業妨害に類するものにはならないと当方は考えております。が、それは当方の主観的考えですので、御社の方で不法行為に当たると考えられるのであれば、ご自由に警察へ再度相談されたり、訴訟を検討されたりすればよいかと存じます。ただ、もし警察や訴訟などで当方のソリューション、Maplatの活動を止められると考えてそのような手段を選ばれるのであれば、そのような事のないようにオープンソースにしておりますし、近々元御社CTOの中川氏が参加していただけるのを含め、私の手を止めたところでMaplatは止まらない、ということをお伝えしておきます。また、当方は御社から受けました不利益に対して、その中には当方主観から見て脅迫行為や公共機関への虚偽申請など、今さらですと時効ではありますが、刑事の対象になりかねないようなものもございましたが、特に警察沙汰などにすることなく対応しております。御社も、そのような力を借りてどうこうしようとするのではなく、正々堂々と、言論と技術開発、経済活動で対抗なさる事を強くお薦めいたします。

最後にですが、御社と複数回内容証明をやり取りさせていただきましたが、論点をズラされたと感じることが何度かございました。関係改善において謝罪に先立ち担保を、と要求された事に対しても、当方は不利益行為を先に行ったのは御社側であるのだから、担保を示すならば先にそちらが、と言及したにも関わらず、御社からの返信では御社が先に当方に不利益をなした、という点に答える事を無視して、当方が御社の要求を無視した、と言う点のみ強調されました。そのような論点ズラしなどがあるとまともに交渉できませんが、それも全てクローズな場でやり取りしていることが原因かと当方は考えます。万人に主張の内容が精査される場ではそのような事は起こらず、真摯で誠実に議論ができるのではないかと当方は考えますので、当方は今回のご連絡につきまして、送付後当方のブログ上で内容をそのまま公開いたします。また、これに対する御社からの返答があった場合は、それもテキスト化させていただいて同じく公開させていただきますので、その前提で返答いただける場合は返答いただければありがたく存じます。

当方からのご連絡は以上です。よろしくお願いいたします。
敬具

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