Code for History

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ポケモンGO(位置ゲー)はソシャゲを侵食はするが滅ぼしはしない

Facebookの記事から引用。
すみません、あいかわらず高橋徹への批判が入っているのはご愛嬌で...

随分前に「ソシャゲなんてぶっ潰せ」と勇ましいことを言ってた某君、ソシャゲぶっ潰すどころか自身の食扶持すら毎年公的補助金なしでは回らない状況だったので何言ってんだという感じなんだけど、この記事ポケモンGOがソシャゲを食ってるという話を見て「ザマミロ」的な事言ってたみたい。

一昔前のソシャゲは確かに、私が関わったもののプロデューサに世界観むちゃくちゃにされた某タイトル含め、安い絵師にエロい絵描かせて、こればら撒いておけばお前ら金出すんだろ?的なものばかりだったけど、流石にソシャゲ市場も淘汰されてきて、今生き残って高い収益上げてるものは、アイマスデレマスにせよ、グラブルにせよ、Fate GOにせよ、下手な小説や漫画より背景世界やキャラクターの掘り下げ、連携できてるし、だからこそ漫画やアニメに逆進出もできるし二次創作も盛況なわけで、今やソシャゲもシステムではなく物語性や世界観で生き残る時代に変わってきている。

そこにポケモンGOだけど、ポケモンGOもさほど今まで芽が出なかった位置ゲー市場に、ポケモンという20年近く積み重ねられてきた世界観が載ったからこそのヒットであって、そこにあるのは個々のタイトルの世界観vs世界観の闘いと言っていい。
今のソシャゲの現状も知らずに、ソシャゲ憎しで位置ゲー対ソシャゲ文脈でソシャゲザマミロみたいなのは甘い考察としかいいようがない。
多分彼には、可処分時間の奪い合いのソシャゲと、可処分時間どころか移動中の一瞬の奪い合いの位置ゲーの違いもわかってない。

位置ゲーが認知された事で、可処分時間の中での「移動」と「停滞」の割合は前者が後者を多少侵食していくと思うけど、位置ゲーの文脈では、ソシャゲとの間の時間の奪い合いより、位置ゲー間の一瞬の奪い合いの方がはるかに熾烈
ソシャゲの時間は確かに一時的に減るかもしれないけど、位置ゲーは「移動」という文脈の中でしか機能を持ち得ないので、全ての人が可処分時間の全てを移動に費やす事は無理なので、どうしても残る「停滞」の時間の奪い合いに位置ゲーが参入する事はできない。
自然に住み分けができてくるので、位置ゲーが一時的にソシャゲの売り上げを減らす事はあっても、位置ゲーがソシャゲを潰す事は絶対にない。

というか、「ソシャゲであれだけ無意味だと思える絵やキャラクターにガチャでユーザが金をつぎ込むのなら、猫のアイコンが写真の履歴一覧で撮った向きを伝えてくれるカメラアプリで、猫の種類を変えたり犬に変えたりの機能を100円とかで売り出せば、大儲けできるんじゃね?」とか運営センスの欠片もないこと言いだして、私に大反対された彼に、ソシャゲを見下す資格などないように思えるんだけど...

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